図工の教科書から

フィレンツェの娘から、「日本の小学校の図工の教科書を1ページずつ全部見せて！」と頼まれました。時差があるのでそのとき、深夜1時。娘のためなら嫌とは言えません。

日本にいたとき、暇さえあれば図工の教科書をずっと見ている子でした。4年生の教科書から1ページずつさかのぼり、1年生のページをめくったとき「あ！そこだ！」と。そこには飛び出すポストカードの作り方が載っていました。

話を聞くと、南米出身のクラスメートがしばらく南米に帰国してしまうので最後にびっくりする手紙を作ろうと思ったとのこと。

フィレンツェに渡ってもうすぐ半年。手紙を渡せる友達ができたことを嬉しく思いました。

その子は同じバレーボールチームの子だそう。うちの長女はそれほど友だちに囲まれるタイプではないので日本でもイタリアでもひとりでいることが多い方ですが、バレーボールを通じて友だち、チームメイトができたようです。スポーツの力ってすごいなあと思います。

思えばパスタ教室もバレーボールではないけれど、自分の生地をこねて作業をし終えたら、先に終わった方がどんどん試食の準備をしてくださったり、一度しか集わないメンバーなのにチームのようにご協力いただいております。

人と人が集って何かをするっていいものですね。今年もあと少しですが皆さんが気持ちよく集まれるように努力したいです。

また年明け、1月のパスタ教室、たくさんのお申し込みありがとうございました。満席になったため、追加日程を設けました。どうぞよろしくお願い致します！